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 さすらいの病院ウォッチャーが行く!
 アッコのホスピタル訪問記 Vol.6
 両国東口クリニック
     
 

〒125-0041 東京都墨田区両国4-36-9 
金町セントラルビル3F
TEL:03-5638-6073
取材日:2006/03/28.

     
検査結果から診療報酬点数まで
診療の中身、すべて見せます!
ビジネスマンも納得の生活習慣病専門病院

ビジネスマンにとって、病院とはまさに異文化の世界ではないでしょうか。患者側とのコミュニケーション、業務の流れ、サービスに対する考え方――。医療は特殊な分野、とわかってはいても、つい「会社ではこんなこと、ありえないゾ」と憤慨してしまう人もいるのでは。しかし今回、訪問した「両国東口クリニック」さんは、そんな病院のイメージを見事に払拭してくれました!痛風や糖尿病を専門とするだけあって、患者さんの多くはバリバリのビジネスマン。そんな彼らの要望に応えるため、雰囲気づくりや情報開示については、かなり心を砕いている様子です。副院長の大山博司先生に、診療方針などを伺いました。
 
■大病院に劣らない専門チーム医療を実現
 
アッコ: まるでシティホテルのような、重厚感のある内装ですね~。待合室にはビジネス誌もあれば、セルフサービスのお茶や水もあるし。おまけに、壁にかけられた液晶画面には四季の風景が。待ち時間の負担が感じられない心憎い工夫です!それに訪問してすぐ感心したんですが、エレベーターの前やエレベーター内に椅子があるんですね。患者さんへの配慮ですか。  
   
大山副院長: 血圧が不安定な方もおられますからね。エレベーターの待ち時間の間、具合が悪くなるといけないので、椅子を用意したんです。
     
アッコ: 身体が弱っているときは、そういう心遣いがありがたいんですよね。ところで、こちらの病院のご専門は痛風と糖尿病などの生活習慣病、腎臓疾患と伺いました。
   
大山副院長: ええ、私が痛風を、パートナーである諸見里医師が糖尿病を担当しています。また、妻の大山恵子院長は腎臓疾患と人工透析を受け持っています。三人とも、もともと大学の同窓で同じ研究室にいたんですが、お互い大病院ではできない医療を実現してみたいという思いがあり、このような病院を開業しました。
医師ばかりでなく、看護師、管理栄養士なども、痛風や糖尿病に精通した専門スタッフをそろえています。その点では、大病院に劣らないチーム医療を実現しているといえるでしょう。
   
アッコ: いずれも中高年世代にとっては、気をつけたい病気ですね。ところで糖尿病はともかく、痛風の専門病院というのは珍しいのでは?
   
大山副院長: そうですね。全国でも数十箇所程度でしょう。そのせいか、東北地方や関西地方など、かなり遠方から見える患者さんもおられますよ。中には海外在住の方まで…。
   
アッコ: えっ、海外在住?!外国の方ですか?
   
大山副院長: いえ、そうではなく海外赴任しているビジネスマンなどです。仕事で帰国されるときに、こちらに見えるんですよ。アメリカや中国など、各国から来院されます。アメリカでは「薬を渡して終わり」ということが多いし、中国では、その薬すら手に入らない、というのが現状ですから。やはり医療は本国で受けないと--と感じている人は少なくないようです。
   
■ビジネスマンのニーズに応える電子カルテ
 
アッコ: 痛風は「大企業病」「管理職病」などと呼ばれているそうですね。やはり、ビジネスマンの患者さんは多いですか?
   
大山副院長: それはもう圧倒的に多いです。患者さんの多くは30~50代。スーツ姿の男性が多く見えます。ですから、当院では、そうした方にとって通院しやすい環境を心がけています。待ち時間の短縮、予約システムのオンライン化などですね。忙しい人もストレスなく通院できる病院づくりをめざしています。
   
アッコ: ビジネスマンにとっては、クリックひとつでできる予約システムは便利ですね。完全予約制なら、待ち時間も少なくてすみますし。せっかく仕事のやりくりをして来院したのに、待たされて時間をロスしてしまうとイライラしますからね。ほかにビジネスマン向けに心がけていることはありますか?
   
大山副院長: ホワイトカラーの方には、「検査結果データや医師の診断、治療方針をしっかり把握したい」という要望をお持ちの患者さんが多いんです。ですから、当院では3年ほど前から電子カルテの内容を患者さんご本人にお渡しするサービスを始めました。これなら検査結果はもちろん、診断内容、治療内容も一目瞭然ですから。
   
アッコ: なるほど。それはわかりやすくていいですね。私など、つい診察のときの指示を忘れてしまうことがあるんですが、カルテがあれば、そうしたミスも防げそうです。
   
大山副院長: さらに昨年春から、診療報酬点数もカルテに表示するようにしています。以前は料金明細だけだったので、患者さんから『指導料というのはなんですか?』『判断料とは?』といった質問が結構寄せられていたんです。ところが、診療報酬点数を公開してからは、そうした問い合わせがまったくなくなりましたね。

 
 
アッコ: 電子カルテについて、患者さんから反響はありましたか?
   
大山副院長: 直接、感想を聞いたわけではありませんが、患者さんにとってメリットはたくさんあると思いますよ。カルテの内容を見られるばかりでなく、医師とのコミュニケーションも向上しますから。 手書きのカルテの場合、医師の視線はどうしても手元に集中しがちですが、電子カルテなら一緒にパソコン画面を見て話をすることになります。ブラインドタッチで入力すれば、それなりにアイコンタクトもとれますからね。

   
アッコ: カルテばかり見て、こちらを見てくれないお医者さんだと、信頼度もダウンしてしまいますよね。その点、電子カルテを一緒に見ながら診療を受けられれば、医師と同じ目線で病気を見つめられる気がします。自分も治療に参加しているんだ、という実感が持てるかも。
   
■自ら治療に向き合うための 「健康管理ファイル」
   
大山副院長: 痛風や糖尿病などの生活習慣病は、自ら生活を見直さなければ、改善できません。したがって、当院ではカルテを保管できる、「健康管理ファイル」も一緒にお渡ししています。
   
アッコ: もらった電子カルテを綴じるファイルですね。
 
大山副院長: ええ。そのほか生活や食事の注意点が簡単にまとめてあり、お渡しする検査結果や各種指導書もファイルできるようになっています。ぜひ、自分で経過を見ながら、前向きに治療に取り組んでほしいですね。
   
アッコ: 自分の病気は自分で治療するという意識は大切ですよね。
   
大山副院長: でも、なかには病院嫌いで、ひどくなるまで来院せず、かなり悪化してからようやくやってくるという方もいます。足が痛くなるたびに痛み止めを飲んでいたため、胃潰瘍を発症して吐血したりしてね。ご家族が、「仕事ができなくなるほど痛むのに、病院に行きたがらないんですよ」とぼやいていましたっけ。やはり、病院には早めに来ていただきたいですね。そして、医師の指示はきちんと守ってほしいと思います。
 
   


(コラム)今回の花マルポイント! インシデントレポートソフト「おっとっと」
日常の医療の中で起こるミスやトラブル、"ヒヤリ・ハット"。ときには患者から見ても「今、危なかったんじゃない?!」なんてことがあったりします。医療過誤を未然に防ぐため、この病院ではミスやトラブルの報告書の収集ソフトを独自に開発、運用しているそう。その名も「おっとっと」。アンケート形式で回答できるため、作業の負担や抵抗感がなく、報告しやすいのが特徴です。人間誰しも過ちは犯すもの。でも、再発を防止するかしないかによって、医療の質には大きな違いが出てくるはず。こんなふうに前向きに医療ミスに取り組む病院が増えれば、患者としても安心ですよね。


★データ
平日 9:00 ~12:30 14:30 ~18:00 土曜日 9:00 ~13:00
休診日 木曜日/日曜日/祝祭日
駐車場16台
http://www.jun-kyousei.com/
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